平成26年1月28日(火)法務大臣閣議後記者会見の概要
松本死刑確定者の三女に対する面会不許可処分に関する質疑について
【記者】
オウム真理教の件ですが,松本死刑確定者の三女が,複数の死刑確定者とこれまで何度か面会をしていたところ,去年,その面会を不許可処分とされていることが分かりました。その背景には,その三女を介して数人の死刑確定者の間で本が回し読みされていたということがあったようなのですけれども,法律では死刑確定者同士の接触や金品の授受を禁じています。それは支配関係だとか上下関係が生まれることがないようにということだと思うのですけれども,結果的にそういうことが行われていたということが分かりました。この事実について大臣は把握されていたかということと,結果的に死刑確定者同士の間で物品の授受が行われていたということに関して,どのように受け止められているかお聞かせください。
【大臣】
今,指摘された記事は私も拝見しましたし,また,この問題を巡って松本死刑確定者の三女から訴訟が起こされているということも承知しております。本件の内容については,訴訟が係属中なので私から申し上げない方がいいと思います。要するに,東京拘置所で,今おっしゃったような法令の趣旨を踏まえて,適切,適法に対応していると思いますし,また,今後もそうしてほしい,当然そうするだろうと思います。