平成28年2月16日(火)法務大臣閣議後記者会見の概要
刑事施設の医療に関する質疑について
【記者】
先日,広島拘置所に収容されている死刑確定者が死亡しました。今年に入ってから2人目で,いずれも高齢で病気が原因となっています。死刑確定者の処遇や医療体制について御見解などあればお願いします。
【大臣】
御指摘のとおり,死亡が確認されたことは事実ですが,個別の死刑確定者に関して,所感を申し上げることは差し控えさせていただきます。
【記者】
長期に収容されている死刑確定者も増えて,健康状態の維持なども非常に難しい死刑確定者もいるかと思うのですけれども,そういうことに対する適切な処遇として,今後考えていることなどをお願いします。
【大臣】
矯正医療については,医療刑務所等もありますので,今後とも引き続き適切な医療体制をとりながら対応していく必要があろうと思っています。
【記者】
亡くなってしまうほどの高齢になっている死刑確定者がいること及び受刑者でも高齢化が進んでいて,医療や福祉という面での対応が課題となっているという現状についてどのようにお考えでしょうか。
【大臣】
一般的に,各矯正施設でも高齢化が進んでいますので,この高齢化の進展に合わせた収容体制等について,意を用いて取り組んでいるところです。これからもそういった内容を充実していきたいと思っています。