令和6年6月18日(火)法務大臣閣議後記者会見の概要

菊池事件に関する質疑について

【記者】
 熊本で起きた、ハンセン病患者に対する死刑執行事件の「菊池事件」というのがあるんですが、このことについてお尋ねしたいと思います。
 この菊池事件でですね、死刑判決を出した特別法廷というのは、過去の地裁判決とかで違憲っていうふうに言われているんですが、その違憲を理由に今、弁護団が再審請求をしています。
 刑法学者の尋問がこの度行われることが決まったんですけど、まずこの受け止めを一つお尋ねしたいのと、先ほど再審の法改正の話もありましたが、現行の刑訴法では違憲であることを理由にした再審の手続というのが、規定がないということも弁護団が問題視してまして、この是非について大臣の所感をお願いしてよろしいでしょうか。

【大臣】
 ただいまのお尋ねは、現在再審請求中の事案についてのものであると思います。
 この個別の再審請求事案について、法務大臣として所感を述べるということは難しいので、それは御理解いただきたいというふうに思います。