令和7年1月21日(火)法務大臣閣議後記者会見の概要
台湾の死刑執行報道及び日本国内の死刑長期未執行に関する質疑について
【記者】
台湾の司法当局は16日、死刑を執行したと発表しました。台湾での死刑執行はおよそ5年ぶりとされています。日本においては、2年半近く死刑が執行されていません。国内で長期間に及び死刑が執行されていない状況について、大臣はどう受け止めていますか。
【大臣】
御指摘の報道は承知しています。
台湾における個別の刑の執行に関する事柄について、法務大臣として所感を述べることは差し控えたいと思います。
その上で、お尋ねについても、個別の刑の執行の判断に関わる事柄ですので、お答えを差し控えさせていただきたいと思いますが、申し上げるまでもなく、死刑は人の生命を絶つ極めて重大な刑罰です。その執行に際しては、慎重な態度で望む必要があると考えていますし、これまでもそうした趣旨で答弁をさせていただいたところです。
他方で、法治国家において、確定した裁判の執行が厳正に行われることも必要です。
法務大臣としては、裁判所の判断を尊重しながら、法の定めるところに従って慎重な検討を行っていく必要があると考えています。