令和7年2月25日(火)死刑制度に対する世論調査結果に関する質疑について

令和7年2月25日(火)法務大臣閣議後記者会見の概要

死刑制度に対する世論調査結果に関する質疑について

【記者】
 内閣府は21日、死刑制度の是非を問う世論調査結果を公表しました。5年前に比べて死刑制度を容認する人は2.3ポイント増えた一方、死刑廃止を支持する人が7.5ポイント増え、16.5パーセントに上りました。この結果に対する大臣の受け止めをお聞かせください。

【大臣】
 今回の世論調査は、令和6年10月ですが、前回の調査は令和元年11月で、その間、5年の期間があります。そういった中で調査方法が変更されたこともありますので、調査結果の単純な経年比較、これは困難であると思っています。
 その上で、今回の調査結果をそれ自体として見れば、「死刑について廃止すべきである」という意見が16.5パーセント、そして「死刑もやむを得ない」とする意見が83.1パーセントです。こうした結果、数字ということで見れば、現行制度について、この世論調査において、国民の皆様方として肯定的な結果が示されたと、私としては、そうした認識を持っています。