フォトギャラリー_環境別

刑務所・拘置所の施設

外観

運動場

刑務所には、運動場が設けられている。受刑者には原則として平日は毎日、屋外運動の時間が認められている他、教育・娯楽活動としての運動会やソフトボール大会などもこの運動場で行われる。

廊下・中庭

居室


刑務所には共同室と単独室がある。受刑者は、刑務作業時間(多くの場合平日の日中)以外の多くの時間をこの居室で過ごす。

面会・教誨

 

刑務作業

懲役受刑者には、作業が義務付けられている。この刑務作業には、物品を製作する生産作業、社会貢献作業、洗濯や炊事といった刑事施設内の自営作業、社会復帰後の職業に必要な知識や技能を習得する様々な職業訓練がある。受刑者の希望も適宜参酌しつつ適性に応じて作業は指定される。

工場

 

図書工場

刑務所では、健全な余暇時間を過ごすために読書を勧めており、所内には図書室(図書工場)が設置されている。受刑者が、刑務所内で読むことができる本には、受刑者が購入や差し入れ等によって入手する自弁の書籍(私本)と、刑事施設が官費で備え付ける備付書籍(官本)があり、そのどちらも図書工場で管理している。 この図書工場は自営作業として運営されており、図書の管理や、受刑者の居室への書籍の配達(配本)などをする。

職業訓練

職業訓練には、ビジネススキル科、溶接科、フォークリフト運転科、情報処理技術科等のほか、近年では、介護コース、建築・土木コース、農業コース、建築CAD科、Webスキル科など合計53種目がある(受けられる種目は施設により異なる)。令和2年度には、1万1,288人が職業訓練を修了し、資格又は免許を取得した者は総数で6,216人であった(令和3年版『犯罪白書』より)。

医療

受刑者の高齢化は年々進んでおり、それに伴って医療的措置を必要とする受刑者の数も増えている。刑事施設において、受刑者が病気に罹患した場合は所内の医師が診察するが、治療が困難な場合、近隣の病院で治療を受けたり、入院する場合もある。また、専門の医療刑務所に移送される場合もある。

写真について

2018年初春、法務省矯正局と各刑事施設の全面的な協力により、東京工芸大学芸術学部写真学科で学ぶ6名の学生が刑務所・拘置所を訪れ、写真撮影を通して受刑者の日常に触れ、それぞれの感性で表現しました。

写真はこのウェブサイトのほか、「刑務所の『いま』を知る写真展」での展示等、CrimeInfoの活動で使用されます。

写真をご覧いただき、日本の刑務所の「いま」を知るきっかけになることを期待しています。
撮影者:鬼頭佑輔、木村戒、佐藤海帆、生原かれん、松村誠也、横山渚(五十音順)

撮影:2018年
撮影者コメント

写真展開催実績

刑務所アート展

共催

2024年3月22日~30日

刑務所アート展 vol.2
(主催: Prison Arts Connections

刑務所の「いま」を知る写真展

刑務所の「いま」を知る写真展 画像

 

主催・共催

<2018年>

4月1日~7日 千代田区立日比谷図書文化館にて 「刑務所の『いま』を知る写真展」を初開催 [来場者の感想]
10月23日~11月2日 弁護士会館にて  日本弁護士連合会と共催
12月14日~21日 一橋大学附属図書館展示室にて(協賛:一橋大学附属図書館)

<2019年>

1月9日~19日 龍谷大学(深草キャンパス 至心館2F パドマ)にて(共催:龍谷大学 犯罪学研究センター)

 

協力・協賛

<2018年>

11月26日~12月5日 東京工芸大学 公開企画に協力

<2019年>

9月3日~24日 オーストラリア国立大学 [PDF 37ページ目]

メディア掲載

千葉日報 2018年4月1日朝刊「学生が撮った刑務所 千葉など6施設、都内で写真展」
産経新聞 2018年4月3日朝刊 「学生が撮った「塀の中」 日比谷図書館で写真展」
サンデー毎日 2018年4月29日号 「市民が初めて刑事施設内を撮影「刑務所の『いま』を知る写真展」
週刊金曜日 2018年8月3日号 「写真学科の学生が撮影 刑務所の「いま」を知る」
弁護士ドットコム 2018年10月20日 10:11配信 「大学生がカメラにおさめた刑務所の「いま」 弁護士会館で写真展開催」
朝日新聞 2018年10月20日夕刊 「「塀の中」、学生が切り取る 写真44点、23日から展示 霞が関の弁護士会館」
産経新聞 2018年10月29日 07:05配信 「学生が写した「塀の中」 職業訓練、運動場に便器…弁護士会館で写真展 東京」

 

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